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2017年5月

玉止め、しら針仕立てやの恥 ②

昨日、玉止めの恥についての1例を書きました。

今日は、しら針について。

袷の着物は、どこから見ても縫い目が見えないように仕立てられています。

表を縫って、裏を縫い、袖を縫い、衿を付け、袖をつける。

ただ単純に思える工程にも、表から縫い目が見えない技術が必要となります。

腕の悪い仕立ては、所々、見えてはいけない糸が隠し切れず

うっすらと糸を引くように表からみえます。

これが「しら針」です。

う~ん、言葉にするのは難しい。伝わったかな。

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玉止め、しら針、仕立て屋の恥

「下手な長糸(へたなながいと)」という言葉を聞きます。

下手な人は、針に糸を通すのが面倒だから、長く糸を通し結果、からんでばかりでうまく縫えない」

という事からきているそうですが、私のところでは通用いたしません。

「玉止め、しら針仕立て屋の恥」

私の師匠から教わった言葉です。

女性用の着物の身丈は約身長の長さ。

その長さの糸を通して縫います。

腕の良い仕立てやは、ちゃんと長い糸で、糸を絡ませないように縫います。

そこにも、和裁の技術があるのです。

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じっちゃんの針仕事

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今は亡き義父が94歳の時、お針を教えてと。。。

器用な父は古くなったバスタオルをバスマットにミシンでリフォームしたりしていた。

膝が擦り切れて、よれよれになった青のジャージズボンはアームカバーに。

ゴムが緩くなったゴムパンツにはベルト通しをつけて。

見ているだけで胸が熱くなった。

上手い下手ではなく、手仕事って心が伝わってくる。

毎年、11月の七五三が近づくと肩揚げ、腰上げの依頼が多くなる。

私にご依頼くださるのは嬉しいのだけれど、

やはり、そこは、お母様がお子様に縫ってほしいというのが私の願い。

なので、サービスでお教えいたします。

初めは時間がないとか、針を持つなんてできないと言ってたお母様たち。

まったく、大丈夫!

歳月が経って、写真を見た時「私が縫ったのよ」とお子様に伝えて頂けましたら幸いです。

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夢は逃げない。

「チャンスの神様に後ろ髪はない」

だからチャンスを逃さないように。

ってよく聞くけど、チャンスって掴むことより、掴んだ後の方が大切だと思う。

だから、見逃しちゃうくらいのチャンスや、通り過ぎていってしまうチャンスなら私は掴まない。

本当に必要なチャンスなら、good なタイミングで向こうからやってくる。

それは、決して逃げてはいかない。

夢も同じ。

決して夢は逃げない。

逃げるのは自分だよね~

と、今日のお稽古で生徒さんとお話しをしたのでした。。

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語らい

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2017年10月 ニューヨーク公演

2018年2月 和裁教室SEASONコレクション2018(生徒作品ファッションショー)

2018年  和裁行脚。

      和裁アーティスト個展

そして、いつか【チーム・和裁アーティスト】結成

 

昨日、大好きな友達お二人に会いに主人と久米川に行き上記の話をした。

それが目的の再会ではないのだけれど、

私の頭の中は和裁の生徒さんと一緒に夢を追うことばかりで申し訳ない!

「歳をとると会うのは生存確認」なんて言いながら乾杯して

たくさん話しカラオケに行って吉田拓郎の「今日まで そして明日から」を歌ってくれた。

私のイメージは「ひまわり」だから、絶対今日はヒマワリを渡したいとプレゼントしてくれて

「ひまわり娘」を歌ってくれた。

どの歌もすっごく、心に届いた。この2曲は次回お会いするまでの私の支えの一つ。

大丈夫。私、まだまだ夢の途中。

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和裁アーティストなので

私は着物を仕立てたり、和裁を生徒さんに伝えることを生業にしています。

呉服屋様のお仕立ては一切受けず、個人の方のお仕立てしかお受けいたしませんので、

今まで変わった(?)着物も仕立ててきました。

帯から羽織を仕立てたり、羽織2枚から片身変わりの着物や

洋服の生地からも仕立てます。

リバーシブルの袷の着物も仕立てます。

場合によっては5枚の着物の使える部分だけを切り取って1着の着物をパッチワークのように仕立てました。

他では断られたという難物も仕立ててきました。

なので「着物のお医者さん」「着物デザイナー」「仕立てやさん」「和裁の先生」

いろいろ言われます。

まれに「あなたの縫っているのは和裁ではない」と言われることもあります

私は、生地は何であれ、手縫いで着物を仕立てることを和裁と思っていたので

その事に抵抗がありましたが、今はそれならそれで良いと思えます。

私は、着物を仕立てることが生業ではありますが

その前に、私のところにお越し下さる方の着たい着物を仕立てたいのです。

なので「そういう仕立てって大変じゃないですか?どうして受けるんですか?」

とも、よく言われます。

そりゃ、大変ですよ。今まで誰も仕立てた事がない着物を仕立てるのですから。

でも、それ以上に楽しいんです。

そして大変とかリスクとかよりも、お客様の心と私の心がつなっがった着物を私は仕立てたいのです。

その中で、お客様が一番輝く

こういう着物が着たいというお客様の夢を形にしたいのです。

和裁アーティストなので。

 

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和裁アーティスト ニューヨークへ行く

2017年10月に行われるNYのイベントで「やまと舞」が舞われるということで

その衣装を私がお仕立てさせて頂くことになりました。

反物からの仕立てではなく、

すでに出来上がっている着物を何枚か組み合わせて、デザインしながら仕立てるのです。

高難度です💦

今まで、舞台のお仕事で、羽織2枚から着物を作ったり、帯から着物を作ったり、

普通ではないお仕立てをさせて頂き、多くの方に見て頂くことができました。

今度はNYです。

私の中のテーマは「桜」

ちょっと、重いお話しになりますが

癌で年は越せるかもしれないけど、来年の桜は見れないかも。

もう一度見たかった。といった心友。

7年前ですが年を超えることなく10月17日に亡くなってしまいました。

偶然にも10月17日はNY公演の初日です。

NYで私が仕立てた着物の桜を思う存分見てもらいたい。

見てくれるかな。

喜んでくれるかな。

「みかちゃんの体の弱いところ全部、私が天国に持って行って燃やしてあげるから

みかちゃんは針を持ち続けて」といつも言ってた心友。

あなたのお陰で針を持ち続けることができています。

一緒にNYへ行こう!

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