私は着物を仕立てたり、和裁を生徒さんに伝えることを生業にしています。
呉服屋様のお仕立ては一切受けず、個人の方のお仕立てしかお受けいたしませんので、
今まで変わった(?)着物も仕立ててきました。
帯から羽織を仕立てたり、羽織2枚から片身変わりの着物や
洋服の生地からも仕立てます。
リバーシブルの袷の着物も仕立てます。
場合によっては5枚の着物の使える部分だけを切り取って1着の着物をパッチワークのように仕立てました。
他では断られたという難物も仕立ててきました。
なので「着物のお医者さん」「着物デザイナー」「仕立てやさん」「和裁の先生」
いろいろ言われます。
まれに「あなたの縫っているのは和裁ではない」と言われることもあります
私は、生地は何であれ、手縫いで着物を仕立てることを和裁と思っていたので
その事に抵抗がありましたが、今はそれならそれで良いと思えます。
私は、着物を仕立てることが生業ではありますが
その前に、私のところにお越し下さる方の着たい着物を仕立てたいのです。
なので「そういう仕立てって大変じゃないですか?どうして受けるんですか?」
とも、よく言われます。
そりゃ、大変ですよ。今まで誰も仕立てた事がない着物を仕立てるのですから。
でも、それ以上に楽しいんです。
そして大変とかリスクとかよりも、お客様の心と私の心がつなっがった着物を私は仕立てたいのです。
その中で、お客様が一番輝く
こういう着物が着たいというお客様の夢を形にしたいのです。
和裁アーティストなので。
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