じっちゃん

じっちゃんの決心

昨日、じっちゃんに一枚のハガキが届いた。

それは、高齢者が運転免許証を更新する時に義務づけられている講習連絡のハガキだった。じっちゃんは、別に何ともなさそうに受け取ったが、夕飯時に「俺、運転することないから、免許の更新やめる」と言った。じっちゃんの言うことは、いつも「うん、そうだね」という私だが、今回ばかりはそうは言えなかった。

今までできていたことが出来なくなってしまうこと。持っていた物が持てなくなってしまう淋しさは想像がつく。88歳のじっちゃんにとって、免許証は財産だ。だからと言って「申し込んだ方がいいよ」とも言うことができなかった。

しかし、夕食の片付けをすませ、お茶を入れお湯のみをじっちゃんの前に置いた時、その言葉は私の口から自然に出た。「もし、少しでも受けてみようかなという気持ちがあるんだったら、申し込んだ方がいいよ」と私。

「でもな~。免許証の代わりになる身分を証明する物は作ってくれるし。それで、いいかなとも思ってんだ」少し、うつむきながら淋しそうに言うじっちゃん。私には、自分で自分を言い聞かしているように聞こえた。「受けるだけ受けてみようよ」と私。

じっちゃんは「そうだな。そうするか。クヨクヨしていても仕方ないよな。よし、受けよう!元気が出てきた。もう、88歳だって言ってちゃダメだよな。まだ、88歳だからな~」

そう言ったじっちゃんの目は輝いていたshinehappy01shine

講習は7月、更新は11月 がんばれ!じっちゃん!!

でも、もし、受かったとしても、じっちゃんの運転に乗るかどうかは疑問だcoldsweats01scissors

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赤と紺

うわ~sign01今日の出来事でブログしようと思ったのに、いつの間にか日付けが変わってたwobbly時は流れているのね。悲しいかな。こうして、知らない間に年をとっていくのねweepまぁ、たいしたことではないなsmokinggawk

お天気もさえないし、明るく今日は赤のトレーナーに紺のGパンhappy01そして、いつものように、朝一のお勤め。じっちゃんのとこへ行った。私は、「おはよう」と言おうとして言葉につまった。じっちゃんも赤と紺だったimpactそれも、私より派手めの赤の色のタートルネックにラングレーのGパン。負けたdown誉めてもらおうと思った私の期待は撃沈downdownそこへ、夜勤明けから帰ってきたオヤジが着替えて来た。オヤジまで、赤のトレーナーに紺のGパンpunch 我が家は、いったいなんなんだsign02どうして、そうなるんだ?なぜ?これで良いのか??

そして、たまたま、今日は危険物のお当番だったので、コンテナーや、網袋をじっちゃんとオヤジと私とで準備をしていた時だった。見覚えのないどこかのおばちゃんが「いつも、お仕事、ご苦労さまです」って。

『いつもじゃないんですけどgawk今日はたまたま、お当番なんで・・・』と思いはしたが、あえて言う事でもないし、私の愛くるしいほどの笑顔でかわしたpaper

たぶん、おばちゃんには、赤と紺がユニフォームに見えたのだろう。。。happy01scissors

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ねぇちゃんの誕生日

昨日、お義姉さんが泊まりで遊びに来てくれたhappy01お義姉さんは、いつも両手にいっぱいのお土産を持ってきてくれる。今回はご主人様がつくってくれた筍散らしに、地元名産の甘納豆。総重量4㌔coldsweats014月は姉の誕生日で主人と私は、前々から、姉が来てくれる時はお誕生会をしようと計画していた。そして、5日遅れになってしまったが、お誕生会をした。

奮発して鯛!お刺身はもちろん、お頭は焼いてアラは煮てと今回は鯛三昧だ。そして、姉の大好物のドーナッツ。いつもは誰かの誕生日というと姉がケーキを買ってきてくれるが、甘い物の苦手な姉は少し食べるだけ。それが、つい最近、姉はドーナッツが大好きということを偶然知った私たちは、ミスタードーナッツでドーナッツを姉の喜ぶ顔を想像しながら18個買った。もう、頭の中は姉の「わ~sign01すご~いlovely」と喜んでる顔しか浮かんでこない。早く来ないかな~ワクワクソワソワnote

「こんちは~来たよ~」あっ、姉の声だ!来たーーーーー!「お義姉さん、お誕生日おめでとう!!!」ジャジャジャーンsign03冷蔵庫から鯛を取り出し、ドーナッツもテーブルに出した。姉は、悲鳴にも似た歓声をあげ、想像以上に喜んでくれた。オヤジと私は目を合わせ「ヤッタねpaper」とガッツポーズhappy01goodhappy01scissors

そこへ我が家のアイドルじっちゃん登場。「なんだい、これは?gawk

「なんだい、これは?」って・・・どのことを聞きたいのだろうか?

鯛のこと?ドーナッツの数のこと?それとも、ドーナッツが何かわからないのか?

私はまとめて説明した「お義姉さんのお誕生日だからねshine

私の言葉を聞いてか聞かずか、じっちゃんはドーナッツを数えていた。やっぱり、その事だったのねcoldsweats01

でも、大丈夫!今朝にはもう、そのドーナッツは全て完食さっhappy01scissors

Q 誰が一番ドーナッツを食べたでしょうか?                        ヒント!じっちゃんのドーナッツ好き発覚

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じっちゃんのファッションショー

今度はPhotoオバから荷物が送られてきたpresentheart04

026 中にはオバの手編みが3枚。

父にはクリーム色のベスト、主人と私にはお揃いのサーモンピンク色の毛糸で編んだ  ベストとセーターlovely

父はクリーム色には目もくれず・・・サーモンピンクを狙っていたeye

「それ、俺にくれ」主人は「イヤだ。俺のなんだから」と言いながら着ようとしたが少し小さかった。

父はシメシメという顔をしたsmile 主人が仕方なく渡すと父は

「いいのか?いいのか?」と遠慮しながらサーモンピンクを握りしめていた。

そして「いいよ」という言葉と同時に着た。サイズもピッタリ!色もバッチリ!

父は満面の笑顔で「オバちゃんに何かしてあげたいな~」と言った。

「ダメだよ。オバちゃん彼氏いるからgawk」と主人

父は何のことだか知ってか、知らぬか

鏡に向かってポーズをとり、タンスから数枚のズボンとシャツをとり出し、これも似合う。あれも似合うと喜んでいた shinesmileshine

主人と私は顔を見合わせて、じっちゃんのファッションショーに付き合ったhappy01scissors

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口癖

「一人で食べるより、分け合って食べると何倍も美味しくなる」それが義父の口癖

  ・・・それが、このところ崩れた。

私のチョコレートは?私のオハギは?だが、また半分っこが復活したscissorshappy01scissors

義父の「梅さーんsweat01」と呼ぶ声。

この声は、いつもの声ではないsign01 『しまったsign03』 というような声だ。

11月に高血圧と不整脈で救急車で病院に運ばれた90歳近い義父。

私は何かあったんだsign01と慌てて父のところへ行った。

「梅さんのオハギとっておいたの忘れてた・・・coldsweats01」って

『オハギ~crying』と思っていた私だが、もう、そんな事どうでもいい。

お父さんの身体さえ何ともなければ、それだけで充分confident

「お義父さん、半分っこして食べよ」「俺は食べたからいいよ」と遠慮する父。

    (私が恐いのかsign02 )私は黙ったまま半分っこにして一緒に食べた。

嬉しそうに食べる父を見て、私は思った。

お父さん、本当は一緒に食べたかったんだよね。食べるときに声をかけたかったんだけど遠慮して一人で食べたんだよね。

声をかけてくれれば良かったのに・・・でも、父には父の考えがあったんだよね。

わかってあげれなくて ごめんよ・・・                           (それとも、本当に一人で食べたかったのか?)

これで、いつもの半分っこにもどった。

本当に忘れていたのか・・・

忘れたフリをしただけなのか・・・

それとも、ささやかな反抗だったのか・・・

何かと口うるさい梅だから、そりぁ、一人で食べたくなる時もあるよね。

うん、わかる。わかる。。。think (反省)

でも、うるさい奴ほど、いなくなったら寂しいもんですぜっdash

   

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忘れないのね・・・

毎朝、義父と私はナゼかsign02 ほめあう事が日課 happy01 happy01 になっている。

今朝の出来事
私 「お義父さん、おはようございますsun陽気が良くて気持ちいいね」        父 「おはようsunあれっ、梅さんの着ているトレーナーいいね。とても似合うよ」   私 「ありがとう。これ、お義父さんが、去年のホワイトデーに買ってくれたのだよ」

父 「そっかぁ。俺、忘れちゃった

私 「お義父さんのシャツもカッコいいねぇ。すごく似合うよ」

父 「俺、この服どうしたんだっけかな?」

    私は心の中で、それ・・・お義父さんが着ているワインレッド色のシャツ、       去年、父の日にプレゼントしたのなんだけど。。。と思いながら

私 「お義父さん、モテるから昔、彼女にもらったんじゃないの?」                 お願い。思い出して・・・ほらっ、去年自転車で一緒に買いに行ったじゃん   その願いむなしく・・・

父 「そうだ!ばあちゃんが買ってくれたんだsign01

         『ばあちゃん・・・』(義母)は5年前に亡くなっている。。。

私 「そっかぁ。そうなんだね。良かったね。だから、似合うんだね」happy01sweat01

嬉しそうな顔をしている父に、本当の事を言うことはできなかった。

そうだよね。忘れちゃうよね。。。(もう90才近いんだもん。当たり前だよね)

主人と私が出会ったのは、お義母様が亡くなった直後だったので、私は写真でしかお義母さんを知らない。私は、お仏壇に『お義母さん、彼岸入りは昨日だったのに一日遅れちゃったね。それも、入りダンゴに明けオハギというのに、入りオハギでごめんね。昔、お義父さんが言ってたんだ「ばあちゃんはオハギが大好きだった」って。私覚えてたんだ』と、心の中で言ってオハギとお茶をお供えしたconfident

そして、夕食前。お義母さんにお供えしたオハギを下げに行った

もう、なかったimpact

父が食べたということは確認するまでもないが、一応聞いてみた。

「オハギ、俺が全部食った。」  それは、忘れないのね。。。

私のオハギは・・・?

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ヨレヨレの湿布

うちの90才近いお義父さんは自立心が強く、たいていの事は自分でこなす。

自分の部屋の掃除、布団の上げ下げ、お風呂の掃除も。

「私がやるから」と、やんわりと言うのだが「いつかは梅さんにやってもらうようになる。そうなったら、お願いするから。それまでは、これくらいの事、俺にやらせてもらいたい」と・・・

この温厚で優しい父から、どうして、このような頑固オヤジの息子が・・・と、時々主人を見ててそう思うthink

そんな父でも、腰に湿布を貼ることだけはできず、今朝「梅さ~ん、梅さ~ん」と呼ぶ声。行ってみると、ヨレヨレになった湿布を片手に「これ、腰に貼ってほしいんだ」と、つぶらな瞳で。。。

そのヨレヨレになった湿布を見て私は父が、いとおしくなった。何度も何度も自分で貼ろうとチャレンジしたに違いない!!!

そして、私が湿布を受け取るとズボンとパンツを下ろし半尻状態impacthappy02「えっ、腰じゃないのsign02」と思いながら、「お義父さん、どこに貼ろうか?」と聞いた。指をさした所は確かに腰sign01だった。何もそんなにズボンを下ろさなくても。。。でも、それが父の優しさ。私が貼りやすいようにという思いが伝わってくるconfident

「ちょっと、冷たいけど気持ちいい」と・・・そして、曲げた腰を伸ばしながら「べたーぺたーとしてっ」と・・・。私は、貼った湿布の上を両手で伸ばすようにべたーべたーと、さすった。

今夜、お風呂から上がったら、湿布がヨレヨレになる前に、べたーべたーとしてあげようflair

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