主人の背中
私は一人で買い物をしたことがない。
こんな事を言うのは恥ずかしいことなのだが・・・
私の身体を気づかって主人が、買い物は一緒に行くと決めてくれてある。
今日も激安スーパーへ買い物に行ってきた。週に1度か2度のお買い物。節訳家(ケチとはちがう)の私でも、まとめ買いになるため、けっこうな量になる。
どちらかと言えばビジュアル系
の主人だが、この時ばかりはカバンを肩にタスキ掛けし、両手にエコバックを持ち、普段は早足なのに、後ろからちょこちょこ付いてくる私に歩調を合わせながら、時々振り向いてくれる。これが、私たちのいつもの買い物風景。
それは、ずいぶん前の事・・・主人と一緒に病院の診察室に入った時のことだった
主人 「発作で苦しむ梅を見ているのが辛いです。そういう時に僕にできることはあ りませんか?そういう時に僕はどうしたらいいですか?」
主治医 「残念ですが、どうすることもできません。できることがあるとすれば、発作 をおこさないようにしてあげてください。例えば、重い物を持たせないとか 疲れさせない。なるべく、身体を安静に保たせてあげてください」
主人は何とも表現できないような顔をして、静かに 「わかりました」 とだけ言った。その、六文字を口にしてから、主人の私の病気との共存が始まった。
それからの主人の口癖は 「大丈夫か」 「疲れないか」 「少し横になれよ」・・・・・・私も主人に時々、そう思う。。。「大丈夫か」」「疲れないか」」「無理してないか」「少し横になれよ」そして・・・「いつもありがとう」・・・
私が「いつも、ありがとう」と言うと主人は決まってこう言う 「梅が元気なのが一番うれしい」って・・・それは、今でも全く変わらない。
そして、買い物から帰ってきても、主人の家事は続く・・・買ってきた卵を冷蔵庫の卵ケースに一つずつしまう。(必ず、一つは割ってしまうが
)それから、お野菜、パンなどをそれぞれ所定の位置に・・・私も、そのお手伝いをする![]()
こんな私・・・あなたのお荷物ではないですか?![]()
あなたの負担になっていませんか?![]()
心の中で、主人の背中にそっと問いかける。
あなたは、振り向いてこう言った「腹減った~飯にしよう」 私「あいよ!」(職人風に)
私の作った料理を美味しそうに食べて「梅は料理の天才だな。もう、梅の手作り以外は食べられないよ」という主人。(もちろん、お世辞なのはわかってる)
その言葉に、私は、あなたのお荷物になっていないと思っていいんですね![]()
私は、あなたの負担になっていないと思っていいですね![]()
と、心の中でつぶやいて、主人の背中に飛びついた![]()
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梅
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